Juro Sciences株式会社、9億円のシリーズB資金調達を完了
低活動膀胱(underactive bladder; UAB)に対する革新的なソリューションを提供するバイオテック企業であるJuro Sciences株式会社(本社:横浜市中区、代表取締役:長袋 洋、以下「当社」)は、この度、みやこキャピタルをリード投資家とし、SMBCベンチャーキャピタル、Gemsekiインベストメント、ビジョンインキュベイト、FFGベンチャービジネスパートナーズの5社が運用するファンドを引受先とした第三者割当増資によりシリーズB資金調達を完了しました。本開発プログラムは、日本医療研究開発機構AMEDの創薬ベンチャーエコシステム強化事業にも採択されており、補助金を合わせると調達額は9億円となります。今回の資金調達により、UAB治療に革命をもたらす有望な候補薬SFG-02の開発をさらに加速させます。
UABは、加齢や中枢または末梢の神経障害などにより膀胱の収縮力が低下することにより、膀胱充満感の低下、排尿量の減少、尿勢低下、頻尿、尿失禁、尿閉、頻回の尿路感染症等の症状を呈する世界中で数百万人が罹患しているアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患です。当社の優れたアプローチにより、UABに寄与する根本的なメカニズムを標的とすることで、最適な治療法を提供することを目的としています。
当社代表取締役である長袋洋は、「昨年に引き続きご支援いただきました既存投資家の皆様、また今回新たに出資いただきました新規投資家の皆様に心より御礼申し上げます。弊社とパートナー企業の研究者の努力により、データに裏打ちされた非常に有望なSFG-02の経皮吸収型製剤の開発に成功しました。今月より開始されるPhase 1試験がとても楽しみです。チームはすでに2026年より開始予定の日米で患者を組み入れる次相の治験の準備も進めています。今回の資金調達により、SFG-02の臨床開発を進め、UAB患者さんにとって切望されている画期的な治療法の提供に近づくことができます。」と述べています。
当社取締役でありみやこキャピタル・パートナーの三澤宏之は、「Juro Sciencesの科学的な卓越性と患者中心のイノベーションへの献身は、我々の投資哲学と一致しており、この画期的なプログラムの発展・成功を楽しみにしています。いよいよ始まるSFG-02の臨床試験において、低活動膀胱に悩む患者のQOLを改善する可能性が見いだされることに大きな期待をしています。」と述べています。
当社は、質の高い研究開発、各種規制の遵守、対外的なパートナーシップへ強くコミットし、未だ治療薬のない低活動膀胱に対する革新的な治療薬をお届けするため、引き続き努めて参ります。
Juro Sciences株式会社について
当社は、UABに対する革新的な治療法の開発に専念するバイオテック企業です。最先端の科学と患者中心のアプローチを活用し、UABで悩んでいる患者の症状を改善し、QOLを高めることにコミットしています。
SFG-02について
SFG-02は、UAB治療薬として開発中の新規の経皮吸収型アセチルコリンエステラーゼ阻害剤です。複数の前臨床試験において、分子標的に対する高い選択性と、UAB動物モデルにおける最適な有効性が示されました。これまでに得られた非臨床試験結果は、副作用を最小限に抑え、有効性を最大化する理想的な薬物動態プロファイルを示しています。今月より健康成人を対象としたPhase 1試験が開始されます。また2026年には、日米においてUAB患者におけるPOC試験を開始予定です。
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info@sfgsci.com